地元の映画館が無くなってから、すっかりあの映画館独特の雰囲気から遠ざかってます。
興味のある映画も、「DVDで出たら借りれば良いや」と思う。で、そのまま見ずじまいという事も多々あるように。
借りてきてものめり込めずに、別の事をしながら流すだけ。
これはいかん。もったいないよ!!
この精神で本日レンタルしたのが「ウォッチメン」です。
最初から肩の力入れ過ぎなのは自覚しておりますが、これがまた面白かった。
出てくるのはアメコミヒーロー達!
しかし、一人を除いて一般人です。よくあるアメコミ系コスチュームを着ただけの人。
空を飛んだり、サイコキネシス使ったり、ましてや不死身のボディを持ってません。一人を除いて。
ストーリー中、ヒーローの活動は非合法になってます。
冷戦まっただ中のアメリカ。核戦争は目前と言われ、治安は良くない。
全編通して、かなり暗いです。
でも、そんな中だからこそ私の愛するヒーロー「ロールシャッハ」が輝きます。
人格的にはアレな人です。
己の信念と正義に殉ずる姿に周囲の人物はどん引きです。
出てくるヒーロー達は一般人なので、葛藤を抱えまくってます。
神様っぽい彼との関係に悩む女ヒーロー。
ヒーロー活動を禁止する法律に従って引退はしたけれど、未練たらたらの青臭い男。
でも、それがまた良いんだ。見た目こそ一般的な(?)ヒーローだからこそ、面白いんですよ。
出てくる人物達の中でも特異な存在感の裸を晒すのが「Dr.マンハッタン」。
上でも述べた、「唯一の例外」です。
彼は本当の超人。
あらゆる原子を操り、過去と未来を見て、不老不死。
だからこそ、人間性が希薄なっています。
他人の感情を理解は出来ても、共感は出来ない。
彼の言動には論理が通っています。ただ、人間としての情が通っていません。
あったとしても、優先順位は低い。そんな存在です。
彼が劇中、テレビでインタビューを受けるんですが・・・・・・そのシーンが私は悲しいですね。
誰か何とかしてやれよ、と思ってしまいます。
あれこそ残された人間部分の叫びだったのかもしれません。
ロールシャッハとは違う意味で、心を打つ存在でした。
真相が解明されるシーンで、己の正義だけに殉ずるロールシャッハ。
たとえ相手が誰であっても。結末が分かっていても。彼自身が震えていても。
自分を貫いた彼の姿は本当にヒーローそのものかもしれません。
ただ、それが引き起こすであろう結果については・・・・・・どうなんだろうなぁ。
取り留めもなくなってしまいましたが、面白い作品です。
ただ、長い。ガッツリ見るのにお薦め!
アメコミと馬鹿にしたら駄目です。
ちなみに、私は原作のコミックスを注文しました。
ロールシャッハのマスクは欲しいです。ちゃんと動く奴をな!!
次は、ダークナイトを見ようと思ってます。