2009年9月28日月曜日

二人の話

武曲七星儀の阻止で道鉦は重傷。
天は無傷でした。まずHP自体が違いすぎる事と、道鉦のバイトが使役である事も関係あるんでしょうかねー。
こういうゲームの楽しい所は、妄想が爆発させれることです。


性格的に考えて、道鉦は体力に関わらず押すタイプ。
天は・・・色々と策を弄してそうなタイプ。
どっちが良いかは状況によりけりでしょうけど。
精神的に強いのはたぶん道鉦。
根が明るいので、失敗しても追い詰められても平然としてそうです。

天は悪い方、悪い方に考えてそう。
でも、その悪い状況を何とかしようとするのは偉い、のかなぁ。
追い詰められたら、あっさり逃げそう。隙あらば逆転を狙うので、しつこい。
落ち着いてはいても、心中は乱れてそうだなぁ。
開き直れば強い・・・かも。

2009年9月27日日曜日

「武曲七星儀」終わりと後始末

「重傷になっちゃいました」

「普段から鍛えてないからだ、馬鹿者」

「あーぁ、自分が情けなーい!!」

「だが、まぁ頑張ったんじゃないか? 怪我をするほど真剣にやったって事だ」

「お、遂にデレ期到来ですか!?」

「前言撤回だ。明日から訓練な」

「ぼくにも学校があるんですよ」

「放課後があるだろうに」

「横暴過ぎですよ」

「まだ古戦場が残ってる。どうせ何かやるんだろうし、その時にまた怪我をさせたくない」

「・・・・・・」

「分かってくれ」

「分かりました(って言っておけば、丸く収まるでしょ。くくく)」

「そうか、では終わったら迎えに行くからな。逃げたら覚悟しておけ」

(はん、そちらの考えなんて知ったことではないですよ!)

(ふん、殊勝な顔をしているが腹の底は読めている!)

「「先手を取るのはこちらだ(ですよ)!!」」

「「・・・・・・あれ?」」

ローウェル:大学は知識の宝庫だ。 新入生が少しだけ持ち込み、卒業生が全然持ち出さないから。

2009年9月26日土曜日

部外者の「武曲七星儀」

ケースファイル1:玖世天への電話
「こぉーんばーんわぁー。あ、日本だとおはようございましたの時間かな?」

「・・・・・・問答無用で切られようと、文句が言えない程には深夜だな」

「そっかぁ。だったら時間は大丈夫だよね。聞いたよ、今度は茨城県だって?銀誓館も大変だねー」

「お前は全く大変そうじゃないな。うらやましい」

「あぁ、この感じ。まさにクゼとの会話だねぇ。」

「用がないなら、切るぞ」

「まぁまぁ。焦りなさんな若人よ。いい話がある」

「いい話?」

「明日は物いりでしょ? 弟に物資を届けさせるから」

「なんだか気持ち悪いな」

「ひどっ。ここまでしてあげるのに、その扱い?日本人は年長者を敬う民族だと思ってたのに」

「理由がないだろ、理由が。理由のない好意は気持ち悪いだけだ」

「は?だって友達じゃん。当然じゃん」

「・・・・・・はぁ」

「ここは溜息吐く所じゃないぞ—」

「ありがとう」

「うん、催促してから言われても全く嬉しくないね。まぁ、そういうわけで」

「次からは時間を考えて電話してくれ」

「あ、それ無理。どこに居るかわからないもん。今は南極だしね」

「は?」

「だから、南極」

「なんで??」

「仕事」

「何のだ、何の」

「それは、禁則事k」

(ブチッ、ツーツーツー)

結果:電話を一方的に切られた


ケースファイル2:玖世道鉦の場合
(とぅるるるるる。とぅるるるるる。とぅるるるるる)
「出らんがな」

結果:(´・ω・`)ショボーン
プラトン:親切にしなさい。 あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから


2009年9月25日金曜日

それぞれの「武曲七星儀」(シルバーレイン)

「兄上はいつも落ち着いてますよね。その心臓が羨ましいです」

「俺だって色々と考えなくもないさ」

「とてもそうは思えないですけど」

「例えば、前日の夜はよく眠れる」

「は? 普通逆じゃないですか??」

「違うな。俺だって怪我はしたくない。ただ、常に考える。『ここでやらなければどうする?』と」

「・・・・・・」

「これまでの事が全部無駄になる。そう考えると、うろたえてる暇がもったいなくなる」

「やらなかったら、どうなるんでしょう?」

「決まってるだろ。化け物どもが溢れて、安心して眠れなくなる。 常に緊張を保って、背後に気を配って・・・・・・そんな生活は嫌だからな」

「そうですね」

「逆算して考えろ。防ぐにはどうしたら良いのか。決まっている、戦うしかないだろ」

「理屈は分かりますが」

「なら、理屈に従うべきだ。他に頼る物もないのだし」

「なるほど。たまには兄上も役に立ちますね」

「たまに、は余計だ。愚弟」

「はいはい、分かりましたよ。お兄さま」

「気持ち悪いからやめろ。ほら、行くぞ」

「え、行くってどこへです」

「ゴーストタウンで訓練だ。少しでも時間が惜しい」

「あれ・・・・・・もしかしてヤブヘビ?」
——奇跡を期待しなさい。しかしそれだけに頼らないこと。

2009年9月23日水曜日

竜に純粋な速度で挑む「アイゼンフリューゲル」を読みました

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面白かった。だから続きを出してくださいハリーハリーハリー!
既に発売日から二ヶ月経過している。
だから、早く続きを!ハリーハリーハリーハリーハリー!!
(注:読後の素直な感想です)



作者は虚淵玄センセイ。
今回は旅行先で暗殺者になったり、手から電子パルスが出てたり、人間に見えるけど「うん。これ美味しいよ」な女の子も出てきません。スウィートウォーターの歌も出ません。
でも、音速は超えます。そんな話です。

主人公の過去こそ少し暗めなものの、すっきり読めます。
話はシンプル。
空を我が物顔で飛び回る竜たち。
それを飛行機でぶっちぎるのが目的です。
この本の竜たちは何だか可愛らしい(見た目という意味ではなく)。
竜は喧嘩の代わりに早さを競います。
とんでもなく早い種類同士の競争では、近くの竜が見物に集まってきます。
どう見ても野次竜です。
人間の乗った飛行機でも、早ければ彼らはライバルと認めて競い合ってくれます。
打算もなく、嫉妬もなく。勝っても負けても、読んでいるこちらは爽やかですね。

この巻では最速の竜へ挑む前に終わっています。
二回ほど物語の中で姿を見せていますが、格好良いですよー。
あぁ、早く主人公との対決が見たい。
たぶん次の巻で終わるんじゃないかな?


さぁ、次の巻をハリーハリーハリーハリー!!

2009年9月13日日曜日

「ウォッチメンを映画館で見とけば良かった」という後悔

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地元の映画館が無くなってから、すっかりあの映画館独特の雰囲気から遠ざかってます。
興味のある映画も、「DVDで出たら借りれば良いや」と思う。で、そのまま見ずじまいという事も多々あるように。
借りてきてものめり込めずに、別の事をしながら流すだけ。


これはいかん。もったいないよ!!


この精神で本日レンタルしたのが「ウォッチメン」です。
最初から肩の力入れ過ぎなのは自覚しておりますが、これがまた面白かった。

出てくるのはアメコミヒーロー達!
しかし、一人を除いて一般人です。よくあるアメコミ系コスチュームを着ただけの人。
空を飛んだり、サイコキネシス使ったり、ましてや不死身のボディを持ってません。一人を除いて
ストーリー中、ヒーローの活動は非合法になってます。

冷戦まっただ中のアメリカ。核戦争は目前と言われ、治安は良くない。
全編通して、かなり暗いです。
でも、そんな中だからこそ私の愛するヒーロー「ロールシャッハ」が輝きます。
人格的にはアレな人です。
己の信念と正義に殉ずる姿に周囲の人物はどん引きです。

出てくるヒーロー達は一般人なので、葛藤を抱えまくってます。
神様っぽい彼との関係に悩む女ヒーロー。
ヒーロー活動を禁止する法律に従って引退はしたけれど、未練たらたらの青臭い男。
でも、それがまた良いんだ。見た目こそ一般的な(?)ヒーローだからこそ、面白いんですよ。

出てくる人物達の中でも特異な存在感のを晒すのが「Dr.マンハッタン」。
上でも述べた、「唯一の例外」です。
彼は本当の超人。
あらゆる原子を操り、過去と未来を見て、不老不死。
だからこそ、人間性が希薄なっています。
他人の感情を理解は出来ても、共感は出来ない。
彼の言動には論理が通っています。ただ、人間としての情が通っていません。
あったとしても、優先順位は低い。そんな存在です。
彼が劇中、テレビでインタビューを受けるんですが・・・・・・そのシーンが私は悲しいですね。
誰か何とかしてやれよ、と思ってしまいます。
あれこそ残された人間部分の叫びだったのかもしれません。
ロールシャッハとは違う意味で、心を打つ存在でした。


真相が解明されるシーンで、己の正義だけに殉ずるロールシャッハ。
たとえ相手が誰であっても。結末が分かっていても。彼自身が震えていても。
自分を貫いた彼の姿は本当にヒーローそのものかもしれません。
ただ、それが引き起こすであろう結果については・・・・・・どうなんだろうなぁ。


取り留めもなくなってしまいましたが、面白い作品です。
ただ、長い。ガッツリ見るのにお薦め!
アメコミと馬鹿にしたら駄目です。
ちなみに、私は原作のコミックスを注文しました。
ロールシャッハのマスクは欲しいです。ちゃんと動く奴をな!!
次は、ダークナイトを見ようと思ってます。

2009年9月11日金曜日

ジョブズ礼賛本の一つを読んでみました

スティーブ・ジョブズ 神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのかスティーブ・ジョブズ 神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか 経済界  2007-01 売り上げランキング : 97958 おすすめ平均  Amazonで詳しく見る by G-Tools 本日購入した本・・・のハードカバー版です。私が持ってるのは新書判。
タイトル通り、神の如き交渉術(?)を発揮するスティーブ・ジョブズを扱った本ですね。
ジョブズの個人史といった趣で、あまりプレゼンやら交渉力の詳細な分析はありません。
ただ、破天荒な人物なので一つ一つのエピソードが面白い。
本書でも触れられていましたが、松下幸之助氏や本田宗一郎氏と印象が重なるかもしれません。
マッキントッシュって何?ロマサガ3に出て来た海運会社??
ジョブズ本がやたらと出たけど、あれ何だったの??
こんな方がさらっと読んでみる本でしょうねー。

自分のビジョンを他人に押し付けて平然としている、その傲慢。
「何かやってくれそう」と思わせる存在感。
口を開けば流れ出る、力強く新鮮さに富んだ言葉。

無責任に眺めていれば面白い人です。ただ、振り回される人が気の毒になってきます。
でも、まぁ・・・破壊的イノベーションって、こうやって生まれてくるのかもしれませんね。どれだけ調整を重ねても、出てこない物ってあると思います。
こんなジョブズの下に優秀な人が集まってくるから不思議です。
この風土が継承されて行けば、Appleの商品発表はずっと注目され続けるでしょうね。



せっかくなのでジョブズの講演動画を一つ。iPhone発表時のものです。
あぁ、生で見たかった。せめてリアルタイムでも良い。

2009年9月9日水曜日

お猿さん付きの火狐さんから離れられない

 iMacを使っておきながらデュアルブートでWindowsばっかり使いよった奴です、こんばんは。
まぁ、今はすっかりマカーです。もはや離れられません。


タイトルにもある通り、火狐さんからも私は離れられなくなってしまいました。
そもそも、サファリを使ってたんですよ。
でも、「ついったー」やら「FriendFeed」を使い始めて最終的には「たんぶらー」に行きつきました。
「たんぶらー」を使うに当たって便利な物ないかなぁー、とググっていたら火狐さんと出会う。
気づいたら、このザマですよ!!
グリースモンキーさんはアドオンの一種って言うんですかね?
その程度の知識しかない私です。
サファリで出来る事は火狐さんでも出来ます。
反対は私の使っている範囲では余りないです。

Windowsではちょろめさんを使ってたので、Macで実用に耐えるのがリリースされたらどうなるか分かりません。
現状、立ち上がりがちょっと遅いですが火狐さん一択ですね。

2009年9月8日火曜日

私的。ドラクエ9の現状

 ラスボス前です。てか、倒せる気がしません。
ゆえに、宝の地図とかでレベル上げする!
しかし、まさゆきの地図には潜れなかった!!
魔獣の洞窟ではぐれメタルと戯れています。


はやぶさの剣はかなり便利ですね。メタル斬りも二回になる素敵性能。
まぁ、はぐりんは僧侶の槍スキルで狩っていますがー。
転職を繰り返して、バトルマスターやら戦士やらの固有スキルを上げてます。
ステータスの底上げ作業とか大好きです。
なによりも、強くなって感じが堪らない魅力っすね。


レベル上げだけでなく、Wi-Fiショップに並ぶ結婚衣装を買いそろえています。
高いけど、私は負けません。

2009年9月6日日曜日

あるようで、ある話

 その日は友達と本屋さんを巡ったんです。
知っている所は全部まわって、もう解散しようかという流れでした。すると、一人が妙なお店を見つけたんです。
置いてあるのは古いハードカバーの本ばかりで、中は雑然としていました。
変な臭いがするんですよ。確かに古本には独特の臭いがあります。それとも違った、腐敗臭とでも言う様な・・・。
せっかく入ったんだし、と商品を見て回っていたんです。
すると突然、背中がゾワゾワっと妙な感じがしました。ぼくだけじゃなくて、全員です。
慌てて出ましたね。もう、後ろを振り返る事なく。
そのまま解散しました。
部屋に帰ると一緒にいた人からメールが届いてました。視線を感じるらしいんです。それも複数。
別の人からも同じ様なメールが来ました。まぁ、取り立てて何かあった訳でもなし。
ぼくも深刻には心配せずに、食事を済ませてお風呂に入りました。
すると、感じるんですよ。妙な視線を。
もちろん、誰もいません。
気持ち悪いなぁ、と思いながらその日は寝ました。




「以上です」
「は?」
「ですから、以上です。翌日は普通にまた放課後遊びました」
「いや、この流れなら何かあるだろ。イベント的なことが」
「ないですよ。だって単に知らない本屋さんへ行っただけですし」
「でもなぁ」
「そんな事言うなら、兄上だって何かお話はないんですか?」
「俺は・・・そうだなぁ。盆過ぎに刺身を乗せて茶漬けにしたろ?」
「ありましたねぇ。珍しくこのお部屋で食事を振る舞ってくれたんですよねー」
「あれな、かなり古い刺身が残ってたやつなんだ」
「うわ。どのくらいのですか?」
「かなり危ない感じ」
「またまた。同居人さんがきっちり管理してるでしょ、そういうのは」
「いやぁ、盆は忙しかったみたいでな。俺だけだった」
「へぇー。もちろん同居人さんにも振る舞ったんですよね?」
「あんな危ないもの食べさせられるわけないだろうが!!」
「切れたいのはこっちですよ!こわっ!何が怖いって平然と弟に振る舞うその神経が怖いですよ!!」
「一人じゃ食べきれなかったんだ」
「そう言う問題じゃないですよ!」
「平気だったろ?」
「結果論ですよ!!」

2009年9月5日土曜日

旧宙見村集落について感じたこと。

いあいあ!くとぅるふ、ふくだん!ふんぐるい、むぐるうなふー、くとぅるふ、る、りえー、うが!なぐる、ふくだん!!
「道鉦よ、さっきの戦闘でついに頭を……」
「違いますよ。どうも、この村に来ると落ち着かなくて。残されてるメモなんかも不気味じゃないですか?」
「そうだな」
「だから、自分をしっかり保つためにもこの呪文を唱えるんですよ」
「うん、物騒だから止めとけ」
「えー?兄上も一緒に唱えましょうよ」
「絶対断る」
「兄上なら立派な信者になれますよ?」
「うん、まったくもって嬉しくないな」
「やれやれ。ツンデレですねぇ、兄上は」
「……探索が終わるまでは我慢だ、我慢」


 ゴーストタウン「旧宙見村集落」は一通り終わらせました。
 個人的に、閉鎖的な田舎に残った因習ってのは大好物です。
 なんとも魅力的じゃないですか。
 この村の様に、内容がぶっ飛んでればぶっ飛んでるほど良いです。
 しかも、それに一片の真実が含まれたりしてくれていると更に良し!

2009年9月2日水曜日

「ローマ人の物語」におけるハンニバルの描写で何か知らんけど感動してしまう

ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中)    新潮文庫ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中)    新潮文庫 新潮社  2002-06 売り上げランキング : 11596 おすすめ平均  Amazonで詳しく見る by G-Tools

そもそもハンニバルって誰よ?博士??
 違うよ、全然違うよ。このハンニバルはカルタゴって国の将軍だよ。
 象さんに乗ってアルプスを越えてローマにやって来た人だよ。
 てか、シャレにならないほど優秀な人なんだよ(博士もだけど)。
 どの位パネェかと言うと、泣いてる子供に「ハンニバルが来るよ」と言い聞かせるくらい当時のローマ人にトラウマを植え付けた人だよ。
 同じような扱いをされてる人に大眼とか曹操がいるね。
 
 で、何した人? 
  1. アルプスを越えました。
  2. トレビアの戦いで包囲殲滅しました。 
  3. トラシメヌス湖畔の戦いで包囲殲滅しました。
  4. カンネーの戦いで完膚なきまでに包囲殲滅しました。
  5. ザマの戦いで完膚なきまでに包囲殲滅されました
戦歴的にはこんな感じの人。
アレキサンダー大王やピュロスの騎兵を活かした戦術を研究して自分の物にしたよ。
アレキサンダーの弟子と言っても良いんだろうけど、彼の悲劇は優秀な弟子が敵にいたって事だよ!!
会戦以外でもかなり凄いよ!


「どんな困難でもハンニバルならやり通す」とか言われちゃったりするよ。
一緒に戦っていた兵士たちもストライキを起こす事もなく従ってたよ。
むしろ、寝てるハンニバルの傍を通るときは少しの音も立てない様に剣の柄を抑えてたらしいよ。

(この辺の描写が本当に好きです)

でも、個人的なエピソードが余り残ってないらしいよ。
孤高とかって言葉がしっくり来そうな気もするよ!!



 で、そのハニ何とかさん結局どうなったの?
 母国のカルタゴを改革しようとしたけど、途中でローマに睨まれてシリアに逃げたよ。
 でも、結局ビティニアって小国でローマ兵に捕まるよりは、と自殺してしまいました。


 なんで、こんなタワケタ文体で書こうと思ったの? 
え、ハンニバルって何?」と返して来た人がいたからだよ!


 このブログではアホな事を書き方をしています。
 しかし、「ローマ人の物語」はシリーズ通して面白く読めます。
 厳密には歴史ではないのでしょうが。
 まぁ、エンタメエンタメ。

 スキピオとかファビウスとかハンニバルのお父さんとか色々ネタがあります。
 少しでも興味を持たれたら、本を読むかググるかしてみると楽しいかもしれません。

2009年9月1日火曜日

「忘れました」は有効。ただし新学期の初日に限る(シルバーレイン)

 夏休みは楽しかった。しかし、いつまでも続く訳ではない。
道鉦もまた夏休みを謳歌した一人だった。


「みなさん、始業式お疲れさまでした。では、宿題を集めます」
「先生!」
「どうしました、玖世君?」
「たいへん申し訳ありません!!」
「いきなり謝られてもですね・・・」
「宿題を忘れて来てしまいました」
「なるほど、それは困りましたね」
「ですから、明日必ず持って来ます」
「いえ、放課後でも構いませんよ。持って来て下さいね?」
「有り難うございました。明日持って参ります」
「玖世君、相変わらず人の話を聞かないねぇ」
「はい、有り難うございます」
「そういう人を食った所も相変わらずだねぇ」
「はい、明日持って参ります」
「まぁ良いけどね。忘れちゃ駄目だからね?」
「はい!!」
「返事だけは良いんですよねぇ」



危機は脱した。しかし、彼の誤算は確実に積み重なっていたのである。
「やってもやっても終わりが見えない。やれやれ」
中学一年生の問題など、玖世天にとって楽な代物だ。しかし、敵は確実にその戦力で彼を押しつぶそうとしていたのだ。
果たして、何人の猛者がこの宿題の圧倒的な物量に押し物されて行った事だろうか?
この事実を道鉦が知るのはもう少し先の出来事である。